みなさん、こんにちは。カワモトです。
以前に「飲食店が必須で行うべき集客方法まとめ」という記事を書きましたが、今回は新規オープンのお店に焦点を当てて集客戦略を紹介したいと思います。
少しでも参考になるものがあれば幸いです。
オープンする前から行うべき集客戦略
飲食店に限らず新規のお店をオープンする際には、オープンする前から集客戦略を行うことが重要です。「オープン当日なのにお客様が誰もいない」といった悪夢のような事態を避けるためにも、集客戦略は早い段階から行うと良いでしょう。
オンラインの集客施策
まずは集客方法における現代のスタンダードとも言えるオンラインの集客から紹介します。
オンラインによる集客施策とはSNSなどのインターネットを活用して、ターゲット層へ情報を発信することです。具体的にはホームページやブログ、各種SNSアカウントを開設することなどが挙げられます。
ホームページの作成
ホームページはオンライン上の店舗そのものと言っても過言ではありません。新規オープンのお店で店舗が出来上がっていない場合でも、オンライン上であればどのようなお店なのかを発信することが可能になります。
ホームページはお店に行かなくてもどんなお店なのかを見込み顧客に知ってもらうことができる最重要ツールです。なにはなくてもまずはホームページの制作を行いましょう。飲食店とホームページについては別の記事でも紹介していますので、そちらもご覧ください。
Googleマップへの登録
新しいお店となれば当然場所が分からないというお客様ばかりです。
お店などの場所を探す際、多くの方がGoogleマップを利用しているといったデータがあるため、お店の登録は必須でしておきましょう。
道案内としての役割はもちろんながら、将来的には口コミの投稿機能があるため、集客への貢献も期待できます。Googleマップの対策のことをMEO(Map Engine Optimaze)と呼びますが、詳しくは別の記事でも紹介していますので、併せてご覧ください。
・SNSアカウントの開設
若年層を中心に利用者の多いSNSですが、まだオープンしていない状態であっても集客ツールとして活用すべきです。例えば「新店舗」などのハッシュタグを付けた投稿によって常に新しいお店を探している情報感度の高いユーザーに届きやすくなります。
また、地域に根付いたインフルエンサーにDMで新しくお店をオープンする旨を伝えることで取り上げてもらえるかもしれません。
また、投稿以外でもオープン日が近づいてくれば広告を配信することも有効です。Instagram広告であればスマホ1つで配信することが可能で、WEB広告初心者の方でも簡単に配信設定ができます。詳しくは別の記事で紹介しているので興味のある方はそちらもご覧ください。
オフラインの集客施策
次にオフラインの集客ですが、インターネットを介さないオンライン以外の施策と考えれば良いでしょう。
具体的にはチラシやポスターの掲示や配布、広告看板の設置、テレビやラジオ・雑誌・フリーペーパーに取り上げてもらう、フェスなどのイベントでプレオープンするなどが挙げられます。
上記の中でもテレビ・ラジオ・雑誌は元の知名度があるためお店のPR効果としては大きく期待できます。掲載費として有料で依頼する方法もありますが、媒体によってはプレスリリースの送付によって無料で取り上げてくれるケースが稀にあります。プレスリリースは積極的に送付するようにしましょう。
オープン前の集客施策のポイント
事前に情報を発信することが要点ではありますが、情報の中身には注意が必要です。
開業の計画を立てる段階で市場や競合の調査を行っていると思われますが、自店舗ならではの強みとターゲット層のニーズが上手く噛み合うような情報を発信するようにしましょう。
オープン当日とその後の集客方法
飲食店のオープン当日ならではの集客方法と注意点があります。
ここから紹介するのは上述したオープン前の集客施策を実施してきた前提となる内容も含まれますので、ご了承ください。
まず、ホームページやSNSでオープンする旨を発信します。
この時、SNSのフォローで割引や主力商品を無料で提供と言ったクーポンや特典を付けておくと集客に期待できます。
私のように広告代理店やWEB制作会社に勤めていると、集客や広告の部分につい考えが偏りがちですが、オープン当日には飲食店においてもっと重要な事があります。
「次もまた来よう」と思ってもらう
オープン当日は当然ながら過去のデータがあるわけではないため、想定外の事が多く発生します。適正なスタッフ人員数も不透明で、どの時間帯にどの程度の客数になるか、オペレーションに思わぬ不備が発覚するなどキリがないほどです。
上記のように多くの不安要素を抱えてオープンに臨むため、スタッフも気が気ではないでしょう。だからこそ、気持ちの良い挨拶・笑顔を忘れずに接すると言った接客業の基本を徹底する事が大切です。お客様を待たせてしまったり、思った通りに行かずにイライラしてしまう場面もあるかと思いますが、この基本の笑顔だけは守るようにしましょう。
お客様の期待を裏切らない
オープン前にホームページやSNSで発信していた商品やサービスの内容と実物の差があると「騙された」「詐欺だ」とお客様の不満が蓄積します。
現代ではそのお客様が二度と来店されないばかりか、オープンしたばかりのお店の評判はどうだろうと調べているユーザーへと悪評が拡散されて、まだ見ぬお客様を知らぬところで逃してしまう恐れもあります。
卓上にアンケート用紙を設置
実際に来店された方の声を聞くことで、何が良いと思ってもらえたのか、何に不満を感じたのかと言った長所を伸ばすことにも問題・課題の発見にも繋げられます。
このアンケートにも「お答えいただいた方に抽選でお食事券をプレゼント」や「もれなく次回使える100円OFF券」と言ったクーポンの役割を持たせることで、次回の来店に繋げられる期待が持てます。
もちろんアンケート用紙である必要はなく、メニュー表の裏にQRコードを載せてWEB上でアンケートを取る方法も有効です。同時に先述したGoogleマップの口コミ投稿を促すのも良いでしょう。
飲食店が使用する広告費の相場
本記事でもすでに触れましたが、集客には費用をかけて広告を使用することもおすすめです。飲食店では一般的に売上の「5〜10%」が広告費の相場と言われています。私の勤務する広告代理店でも、傾向的に上記の予算で考えられているクライアントが多いです。
もちろん店舗の立地や客層、客単価など様々な要因によって適切な広告費は異なります。
ターゲット層や広告配信の目的(認知拡大、予約数増加、特定商品の売上UPなど)に応じて広告媒体の選定を行うと良いでしょう。
飲食店の業界傾向として、他業種と比べると広告費はやや少ない傾向となっています。逆に考えれば質の高い広告を十分な予算の元、発信すれば競合と集客的差別化を図ることが出来ます。新規オープンで潤沢な予算があるケースは稀でしょうが、競合と同じ戦略をとっていても同じ結果となるのが御の字です。何かで独自性を持たせることが大切です。
WEB広告については別の記事でリスティング広告やLINE広告、Instagram広告、YouTube広告などを紹介しています。そちらもぜひご覧ください。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は飲食店が新規開業する際に行うべき集客戦略について紹介しました。
私自身は飲食店に勤務しているわけではありません。WEB制作会社・広告代理店に勤務している立場として携わってきたクライアントのお話や私が提案してきた内容を含めて紹介させていただきました。
どのような作戦でも全ては「良いお店かどうか」です。自信を持ってこのお店は最高だと言えるお店であれば、時間をかけて口コミが広がっていき成功すると思います。
とはいえ、何事も最初が肝心ですから良いスタートを切れるように対策していくべきですし、私もそういった方達をこれからも支援していきたいと思います。
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