飲食店におけるMEO対策の必要性と具体的な対策方法

みなさん、こんにちはカワモトです。早速ですが「MEO」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
MEOとはMap Engine Optimizationの頭文字を取って作られた造語です。店舗を経営されていらっしゃる方であれば何度も営業電話が掛かってきたのではないでしょうか?
この記事では改めてMEOがどういうものなのか、営業マンが言うように必要なのか、本当に集客に効果があるのかなどを紹介します。

目次

MEOとは?

そもそもMEOとは?

Map Engine Optimizationを直訳するとマップエンジンの最適化となります。
ざっくりと解説しますと、Googleマップという多くの方が利用しているマップサービス(業界的にはマップエンジンと言います)で自分が経営する店舗が目立つように対策するというものです。

例えば、Google検索やGoogleマップで「渋谷 焼肉」と調べた際、以下のように検索結果が表示されます。

「渋谷焼肉」の検索結果

この例では、お客様が渋谷の焼肉屋さんを探しているわけですが、焼肉店を経営されている方であれば自分の店舗が画像のように上位3つの中に表示されると嬉しいですよね?
また、目立つだけではなく人間の性質上、なんであっても上から順番に見ていく習性がありますし、「上部に表示されている=いいお店」と認識されることもあるでしょう。

MEOではこのようにGoogleマップで上位に表示されるようになれば露出が増え、来店するお客様も増える可能性が上がるという考えのもと、多くの営業マンがみなさんの店舗へと営業電話を掛けています。

MEOの必要性と効果

MEOの必要性と効果は?

ここまで聞くとMEOって良さそうだねと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん私個人としても「やらないよりはやった方がいい」と思います。

とはいえ、Googleマップの掲載順位は固定されているものではなく様々な要因によって変動します。
具体的には検索した方の検索履歴や、検索している場所、時間、などです。
検索している場所については数メートル離れただけで変動しますし、時間では数分後には変動する仕組みになっています。
では、人によって(時と場合によって)順位変動するのであれば、対策しても意味がないのでしょうか?

答えはNOです。
私としてはそもそもGoogleマップで「渋谷 焼肉」や「近くの居酒屋」といった検索をしている方を顧客として獲得するのは難しいと思っています。

今時の人は「お店選びで失敗したくない」という思いが昔と比べて強くなった印象があります。みなさんもお店選びはすでに話題になっている店舗を、行ったことのないお店選びであれば入念に調べる傾向にあると感じたことはありませんか?

Googleマップに掲載されている情報だけでは納得せず、InstagramなどのSNSで検索したり、ホームページを見たりと様々な媒体で吟味しています。
そんな折に、Googleマップでは良さそうに見えても、SNSはやっていない、ホームページはそもそもないといったお店では「ちょっと・・・」になってしまう傾向にあるのです。

しかし、これは逆も言えることでSNSで話題だから行ってみようとしたお店をGoogleマップで調べると「・・・本当に営業してる?」と思わず沈黙してしまうような状態のお店も少なくありません。
つまり、「業者に依頼すれば万事OK!」ではなく、集客活動の一部と思って対応すべきだと私個人は考えています。

MEO対策の具体的な内容

MEO対策の具体的な方法

MEO対策の具体的な方法を示す前に、どのような仕組み(アルゴリズム)で表示順位が決められているかを簡単に解説します。
まず、Googleマップの表示順位アルゴリズムは距離・関連性・知名度の3つが主な要因(シグナルと言います)で決定されます。

距離

これはシンプルに検索している方がいる場所と店舗との距離が影響するものです。
「近所の焼肉」と渋谷で検索した際に北海道の焼肉屋さんは表示されません。ただそれだけのことです。

関連性

これは検索している語句とお店の関連性を意味します。
「近所の焼肉」であれば、当然焼肉屋さんが優先的に表示されます。

突然ですが、みなさんはシュラスコというブラジル料理をご存知でしょうか?
ブラジルの郷土料理で、ごつめの肉を焼いた料理なのですが、分類的には焼肉と言っても差し支えないと思います。そういった私たちが普段想像している焼肉とは違っていても関連しているということで表示されることもあるかもしれません。

知名度

簡単に言ってしまうと、Googleマップで検索されている回数や、口コミの数(評価が高ければ尚良し)、SNSやブログなどで多く紹介されているか、などです。


以上を踏まえ、ここからは店舗側にできる具体的な対策を紹介していきます。

口コミの獲得

評価の数、そしてその平均値が高ければ高いほどいいです。
実際に店舗側でできることとしては、来店されたお客様にGoogleマップの口コミを投稿してもらうよう促進しましょう。店内にPOPやポスターを掲示するのも良いでしょう。

素晴らしい接客と商品の提供

口コミを投稿してもらうにも、ブログやSNSで投稿してもらうにもお店のサービスが悪ければ悪評が広がるだけです。当たり前のことですが、「いいお店だった」と言ってもらえるようにしましょう。

Googleマップの管理と更新

Googleマップに掲載されている店舗の情報はビジネスプロフィールと呼ばれており、お客様など第三者でも情報を変更することができます。

正しい情報提供と投稿された口コミに返信する(お客様とのコミュニケーションをする)ためにも管理権限を取得し、プロフィールを更新するようにしましょう。

ホームページを作る

店舗が保有するホームページはGoogleマップの表示順位にも影響を与えます。
しかし、先述したように表示順位にばかり囚われるのではなく、集客の一環としてGoogleマップの対策と同様にホームページは作成すべきです。

集客の基本は「これをすればOK」ではなく、複合的に行う必要があります。Webの時代である現代においてはホームページは集客のベースとなるものです。

「まずはできることから」を念頭に一つ一つ進めていきましょう。

まとめ

飲食店におけるMEO対策の必要性と具体的な対策方法まとめ

いかがだったでしょうか?
私が応援したいと考えている店舗の経営者様には営業電話が多いのではないかと思い、MEOについて簡単にではありますが紹介させていただきました。

実際にMEO対策にも携わったことがある私の感覚としては「必要ではあるが、業者に高いお金を払ってまですることではない」です。
とはいえ、自分で管理更新する時間もパソコンでカチャカチャできる自信もないという方もいらっしゃるかもしれません。

そういった場合は、アルバイトの方やクラウドソーシングでスポット的に(月に1回くらい)更新を依頼する方法がおすすめです。
管理者のみなさんは内容に間違いがないかをチェックするだけで十分です。

このような形で当サイトでは飲食店様向けにためになるような情報をWEB制作会社に勤めている人目線でお届けしています。他の記事の閲覧はもちろんですが、今後も見ていただけると嬉しいのでぜひブックマークなどをしていただきますようお願いします。

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