飲食店が実践すべきYouTube広告の配信と設定内容

みなさんこんにちは。カワモトです。
今回はみなさんもご存知であろう利用者が非常に多いYouTubeの広告について紹介します。
個人的には数ある広告媒体の中でもおすすめの広告の1つとなっているため、ぜひ最後まで読んでいただきたいです。

目次

なぜ飲食店にはYouTube広告がおすすめなのか?

飲食店とYouTube広告の相性は?

YouTube広告はみなさんもYouTubeを閲覧している際にも見たことがあるでしょう5秒〜15秒程度の動画の広告です。映像が人間に伝える情報量はわずか15秒でもテキストに換算すると45万文字分とも言われているため、多くの情報(お店の魅力)をユーザーに伝えることができます。

つまり、テキストや画像を中心としたチラシや冊子よりも何倍もPR効果が高いと言える広告です。ここからはこのYouTube広告についてメリットとデメリットについて簡単に紹介します。

YouTube広告のメリット

・映像によってお店や料理の魅力を十分に伝えられる
・他の媒体に比べて広告費が安い
・広告を見てほしいターゲットをある程度決められる
・作成した動画は広告以外にも使える
・頑張れば広告代理店に依頼せず自分でできる

ある程度希望するターゲットに対し、十分な訴求力のある広告を比較的安価に配信できることがYouTube広告の強みです。また、作った動画はSNSやホームページなどYouTube以外の媒体でも流用できるため、広告を止めたら無駄になるというものでもありません。

YouTube広告のデメリット

・動画制作が難しく制作会社に依頼すると費用が高い
・広告の運用に時間を割く必要がある
・広告代理店に依頼すると割高
・広告の効果が不透明でいつまで続けるべきか判断しにくい
・広告を配信するためにホームページが必要

気がかりとなるのはやはり動画制作のハードルが高い点です。下手に自分で作ろうとするとかえってお店のイメージダウンにもなりかねません。また、広告代理店に依頼すると割高になってしまう点も注意が必要です。
私個人としてはいつまで広告配信を続けるかも気になる点です。新規オープンから3ヶ月間や、年末年始シーズンの12月と1月だけ配信するといった事前に配信期間を決めておくことをおすすめします。

飲食店におすすめの配信設定

飲食店におすすめのYouTube広告配信設定

Google広告のアカウント開設方法や使用方法については検索すれば多くのサイトで紹介されているため、ここでは割愛します。
そのため、ここではGoogle広告アカウントがすでにある状態で飲食店様向けにおすすめしたい設定内容を紹介します。
なお、専門用語が多く含まれますが、店舗様で運用される場合は特に理解をいただく必要はないので無視いただいて構いません。

・キャンペーン目標

Google広告の設定方法

まずは動画キャンペーンを作成します。
最初にキャンペーン目標を設定する必要がありますので、「ブランド認知度とリーチ」を選択します。
続いてキャンペーンタイプを「動画」を選び、キャンペーンのサブタイプは「広告シーケンス」に設定します。

動画広告キャンペーンのサブタイプ

この設定によって以下の3つの広告が配信できます。
・6秒間動画が流れ自動的に動画が終了する広告
・動画が流れ始めてから5秒後にスキップボタンが押下できる広告
・15秒間動画が流れ自動的に動画が終了する広告
これらの広告は広告費が安い上、5秒間(実質的には6秒間)は絶対に広告を見てもらうことができるため、お店の認知度UPに効果的です。

・入札戦略

動画広告キャンペーンの入札戦略と予算設定

この設定ではどのような費用感で広告を配信するかを設定します。
「上限広告視聴単価」と「目標インプレッション単価」から選択可能ですが、「目標インプレッション単価」がおすすめです。

「上限広告視聴単価」は広告の競合がどの程度の金額で広告費を使っているか調査したり、日々自分の手で単価を調整する必要があるため、お忙しいみなさんには恐らく向いていません。
その点「目標インプレッション単価」では1000回の動画視聴に対していくら払えますかという設定のため、基本的には日々の調整が必要ありません。

ちなみにチラシ1枚印刷するのに安くても1円以上するため、1000枚のチラシを配布するには1000円以上の費用がかかります。動画ではチラシよりも多くの魅力を伝えられるため、それを加味して1000回の動画視聴に対しいくら払うかを決めましょう。

・予算と日程
予算タイプは「日別」を選択し、1日あたりいくらの広告費を払うかを設定します。
1日あたりの広告費は任意ですが、私としては300円以上の設定を推奨します。
1ヶ月で1万円程度の広告費を使用するイメージを持っていただければ結構です。

・地域
どの範囲の方が来店されるかなどを考慮して、任意で設定してください。
そういった想定がない場合はお店のある市(大阪市や渋谷区)などの設定やお店から半径5Kmといった設定をしても良いでしょう。

・その他
上記は特に注意して設定すべき項目です。

それ以外ではユーザー属性(性別や年齢層、子供の有無など)やデバイス(スマホやパソコン、タブレットなどどのデバイスに配信するか)、広告のスケジュール(何曜日の何時から何時まで配信するか)、言語(日本語か中国語や英語などのユーザーに配信するか)など様々な設定が可能です。

しかし、この辺りの設定は店舗によってかなり変動する項目となりますので、ここでは割愛させていただきます。

・シーケンステンプレート
ここでは「自動シーケンス」を選択しましょう。
GoogleのAIが自動的により効果的な動画配信設定をしてくれます。機械学習を促進するためにも、なるべく動画を2つ以上用意しておくことがおすすめです。

最後にあらかじめYouTubeへアップロードしておいた動画のURLを登録することで広告を配信できます。

まとめ

飲食店が実践すべきYouTube広告の配信と設定内容まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。
YouTube広告はお店のイメージアップに繋げられる広告媒体と感じているため、個人的には飲食店様におすすめしたい広告の1つです。
広告配信を検討されている際の参考になれば幸いです。

なお、動画はご自身で制作すると大変でしょうからココナラやクラウドワークスのようにフリーランスへ依頼すると良いでしょう。依頼内容にもよりますが、1万円程度で比較的安価に依頼が可能です。
また、少しでも費用を抑えたい場合はGoogle広告の無料ツールで簡単に動画を作ることもできますので、そちらについては別の記事にて紹介させていただきます。

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